低血糖による子供の”イライラ”や気持ちの不安定。その対策は?

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前回は、糖質の摂りすぎが低血糖の原因になるかもしれないということをお伝えしました。

もし、子供のイライラの原因が低血糖だったらどうしますか?

 
糖質の摂りすぎで考えるべきことは肥満低血糖

とくに、子供は甘いお菓子を食べたり、ジュースを飲んで急激に血糖を上げてしまうことで低血糖になるリスクがあります。

何よりも子供の”イライラ感”といった不安定な気持ちが、この低血糖によるかもしれないということ。

 
お子さんを持つ親御様なら、子供の気持ちの不安定感はとても心配になることですよね・・・。

そこで今回は、気持ちの不安定感の原因となっている低血糖対策についてお伝えしていきますね。

グリセミック負荷

食べ物によって血糖値が急に上がるものと、ゆっくり上がるものがあります。

以前は、血液中のブドウ糖をどれぐらい上げるかを「グリセミック指数」で表していましたが、最近はグリセミック負荷で表すことが多くなってきています。

グリセミック負荷(GL値)1食あたりに含まれる炭水化物量で値を決定します。

 
1食あたりの値ですので、より実際の食生活に近い数値が把握できるのがメリット。

おおよそGL値(グリセミック負荷)が20以上だと高GL食品、10以下だと低GL食品という分類になります。

血糖値を上げる原因

高グリセミック負荷

血糖値を急激に上げる高グリセミック負荷(高GL値)食品として、小麦粉や小麦製品・精製された穀類(白米など)・砂糖・加工食品があります。

とくに砂糖や小麦製品・脂肪などが多いケーキやクッキー・パン・パスタ・うどんなどは身近に食べているものですよね?

すぐに体に吸収されて血糖値を上昇させるのは砂糖清涼飲料水消化のよい食べ物

砂糖は胃や小腸からすぐに血液に入るので、わずか2分で血糖値を上げてしまうんですね。

 
また、精製された白米や白いパン、うどんなども未精製のものに比べてビタミン・ミネラル・繊維質など重要な養分がほとんど排除されているのでブドウ糖への転化が早いです。

しかも、血糖値の上昇時間・下降時間がともに早く、しかも上下の値も正常範囲を超えてしまうのです。

 
最近の説によると、品種改良された小麦粉は未精製でも小麦粉製品はすべて血糖値を上げると言われています。

小麦粉は血糖値以外にも問題があるので、できるだけ減らしたほうがいいですね。

アルコール

多くの低血糖者は重い気分から解放されようとアルコールを飲みます。

アルコールは糖質です。一時的に血糖値を上げて気分を良くしますが、その反動でさらに低血糖を進めてしまうのです。

その他

高脂肪・・・血糖値のバランスを狂わせる

コーヒー・濃いお茶・たばこ・・・血糖値を上げますが、低血糖の改善を妨げます

ストレス・・・低血糖と大きく関係する

栄養不足・・・クロム・亜鉛・カリウム・ビタミンB2・B6・その他

低血糖の対策

1、血糖値を乱すものをやめる

精白穀類・清涼飲料水・炭酸飲料水・インスタント食品・ファーストフードコンビニの食品・外食・高脂肪の動物性タンパク質・フライ・天ぷら・・・etc

あなたが普段、好きこのんで食べるものばかりではないでしょうか?

これらの食べ物を食べ続けて血糖値が一度乱れると、回復するのに2・3日かかるので注意!

2、血糖値を安定させる食事をする

① 高グリセミック負荷食品を減らす

小麦粉や小麦製品・精製された穀類(白米等)・砂糖・加工食品などを減らす。

とくに、砂糖や小麦製品・脂肪などが多いケーキやクッキー・パン・パスタ・うどんなど。

すべてをやめるのは難しいので、減らす努力は必要ですね (^^;)

 
② 低グリセミック負荷食品を食べる

野菜・フルーツ・豆・ナッツ・種子・オリーブ油・無精製の穀物・茶・ハーブ・スパイスなど

 
果物は”丸ごと”かピューレして、ジュースにはしないこと

例えばりんご。

そのまま食べれば血糖値はゆるやかに上がるのですが、これをジュースにしてして飲むと吸収が早くなるので血糖値が急上昇してしまいます。

3、甘いものが食べたくなったときは?

豆、鶏、ナッツ類(くるみ・栗・ヘイゼルナッツ・ひまわりの種)・オメガ3が多い野菜スティック)など、高タンパク質(高脂肪ではない)の食品や食物繊維の多い食品を少し摂ると、20分~30分で甘いものを食べたいという欲求が消えます。

 
甘いものはお楽しみ程度に摂るようにするのがいいですね。また、煮物に砂糖は使わないことを原則にしましょう。

4、精白米をやめる

白米は吸収率が高いので血糖値を上昇しやすいです。

3分づき5分づき米に雑穀を入れるなど工夫してみましょう(消化など自分であうものを選ぶ)。

5、青魚・海藻類・ゴマ・梅干し・亜麻仁油を常食する、豆料理を増やす

亜麻仁油はビタミンB群や補酵素が働く土台を提供してくれます。

また神経や細胞にエネルギーと栄養素の補給、アレルギー体質の改善、胃酸の分泌をコントロールしてくれます。

6、食事を抜かない

少量の食事を1日に5回食べる食べ方も可。特に午後3時~4時にかけて軽食(おやつ)をとることが大切です。

7、不足している栄養素を補う

特に大切なもの
  • クロム・・・ブドウ糖の代謝に不可欠。
  • 亜鉛・・・インスリンの正しい放出に必要。ほとんどの人が不足している。
  • ガーリック・・・発作が起きたときに低血糖を和らげるので非常に良い。
  • ビタミンBコンプレックス・・・炭水化物の代謝に必要。
大切なもの
  • タンパク質・・・糖分への欲望を抑える。
  • マルチビタミン・ミネラル・・・栄養素全般のかさ上げ。
  • カルシウム・・・血中の糖分量を膵臓に伝えて、インスリンの分泌を調整する。
  • マグネシウム・・・インスリンの機能や、糖代謝を活発にする働き。
  • マンガン・・・低血糖のほとんどの人が不足している。糖分・脂肪・タンパク質の代謝に必要な多くの酵素の構成成分。
  • ビタミンC・・・副腎の機能を活発にする。
  • ビタミンE・・・エネルギーと循環のために必要。
  • 消化酵素・・・30歳を過ぎたら消化酵素は必須。

まとめ

血糖値が高すぎても、逆に低すぎても体を調整するホルモンシステムは緊急事態が発生したと解釈して急いでその状態を修正しようとします。

それでも、偏った食事をしつづけるとそのシステムに限界がきてしまうんですね。

 
どんな食べ物でも、良い食品・悪い食品というものはありません。

摂りすぎなければ体によいし(嗜好品はおすすめしませんが・・・)、摂りすぎれば体に悪いということです。

 
食事の基本的考え方は、エネルギー(カロリー)を必要以上にとらないこと。必要以上のエネルギー(カロリー)を摂りすぎることは体の害になると言えるでしょう。

バランスのとれた栄養を1日の必要量のエネルギーで摂ることで、インスリンを分泌する膵臓の負担は軽くなります。

そして負担が軽くなった膵臓は、十分な能力を発揮することができるのです !(^^)!

 
低血糖を防ぐには、日々の食事のなかで血糖値を上げない食べ物を選んだり、食べ方を考えていかなければいけません。

そのためにはグリセミック負荷が低い食品を摂ることや食べすぎないこと、またインスリンを多く必要とするメニューに気をつけることが、低血糖対策にはとても効果的ですね (^^)v

 
次回 ⇒ 体の調子を整える”潤滑油”『ビタミン』って何?

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