前回は、ストレスに抵抗するホルモンである「抗ストレスホルモン」をだしてくれる「副腎」についてお伝えしました。
日常生活でストレスがかかると、『副腎』という臓器がストレスに対抗するためのホルモンを出してくれます。
でも、この「抗ストレスホルモンン」にも限界があり、過剰なストレスがかかり続けると副腎は疲労し続けていつかは”カラカラ状態”になってしまいます。
このような状態になってしまうとストレスに対抗できなくなり、体だけでなく、心の病、例えば「うつ病」といったものになってしまう可能性もあるのです。
そうなる前に、今回はあなたの『副腎疲労度』をチェックしていきましょう。
「副腎ホルモン」貯蔵量の限界
最初にもお伝えしましたが、抗ストレスホルモンがあるといえ、人間は「いつまでもストレスに抵抗し続けられない」ということです。
人はいつまでもストレスにさらされると、『副腎ホルモン』が枯渇状態(カラカラ状態)になってしまいます。
その結果、いつかは”体や心”が壊れてしまうのですね。
仮にあなたの副腎ホルモンの貯蔵量の限界値を、分かりやすく「10ミリリットル」だったとします。
そして、1日に「1ミリリットル」の副腎ホルモンが生み出せると思ってください。
1つの大きなストレスで、副腎ホルモンを「3ミリリットル」使ったします。
そうすると、元に戻るまで「3日」かかるということになりますよね?
ところが「ストレス社会」と言われるくらい、現代はストレスにずっとさらされている環境。
つまり、
「副腎が抗ストレスホルモンを出し続けているため、カラカラになっていく」
という状況に身を置いているんですね・・・(;´Д`)
例えるなら、
「穴の空いたバケツにどんどん水を入れても、水はまったく溜まらない」
という状態なのです。
あなたの『副腎疲労度』をチェック!
副腎が弱るとはどのような状態なのでしょうか?
あなたの副腎疲労度をチェックしてみましょう。
●「疲れがとれないな・・・」と思ってだいぶ時間がたちますか?
●立ちくらみをすることがありませんか?
●低体温・低血圧ではありませんか?
●コーヒーを最近よく飲みますか?
●甘いものをよく食べますか?
●やたらと「まぶしく」感じることがありませんか?
●夢をよくみますか?
●やたらと元気な時と、やたらと疲れている時の差が大きくありませんか?
●夜中に目が覚めて、また寝ることができないことがありませんか?
●お酒を飲むと、頭が冴えることがありませんか?
●常に空腹を感じたり、食後10分くらいで空腹を感じることがありませんか?
●朝起きた時に疲労を感じませんか?
いかがでしょうか?
「イエスが3個以上」当てはまるあなたは、ストレスで『副腎』が弱っているかもしれませんね。
特に赤文字の項目に当てはまる方は、1つでも要注意です。
副腎疲労を回復させるには?
体を休ませてあげる
ここで1番簡単な対策は「休むこと、寝ること」。
無理が1番、副腎を疲労させてしまう原因なのです。
カフェインや甘いものをやめる
先ほどの、『副腎疲労度』チェックの項目で、
「コーヒーをよく飲む」
「甘いものをよく食べる」
という項目がありました。
実は、この2つの項目そのものが『副腎疲労』を起こしてしまう原因になってしまうのです。
そう、「カフェイン」と「甘いもの」は、自律神経の乱れによって体に不調が出ている方にとっては絶対に避けなければいけないものなんですね。
そこで次回は、この避けるべき「カフェイン」と「甘いもの」についてお伝えしていきます。
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